2011-01-14

コンクリートのひびわれ観察

まだまだ続く講習会ネタ。



先日、コンクリートのひび割れについて、ご解説がありました。


これまた、ポイントを絞った的確なご説明&身振り手振りでひっぱられる方向や回転する方向を教えていただきました。




ところで。
去年、いつだか忘れましたが、勉強を始めてしばらく経ったころ。


毎朝通勤電車で、音声を聴きながら、ぼーーーーーーーっと窓の外の流れる風景を眺めておりました。






とある駅を出発して、、と目に入ったもの。



線路のすぐ脇にそそり立つマンションのコンクリートの基礎。

線路より地面の位置が高いので、基礎部分がほぼ、線路のヨウヘキと兼ねている箇所なんですけど。





そうなんです。

それは、それは、見事な、ななめーーーーーーの線。







去年の私は、それを眺めた途端!


うーーーわーーーーー!
めっちゃ、せん断ひび割れの線!!!!
問題文と一緒だし!



と思いましたです。
ちょうど、目に飛び込んできたのは、例の、ひび割れの問題を解いたばかりの次の日でした。笑

ばきーーーっとななめに。(わかったから)




いーやーーー
どうなんですかね、あれ。

街なかで、あんなにばきばきに斜めに入った打ち放しのコンクリートを見るのは、初めてです。いや気がついてないだけかもしれませんが。


と。
改めて、先日講習会終わった翌日、休日出勤で電車乗って、またあの壁を・・・笑



そしたらですよ。

先日の講習会では、割れ方の特徴を、以下のように分類してご解説いただきました。


・せん断による割れ

・曲げによる割れ

・付着による割れ

・アルカリ骨材反応による割れ

・その他、温度、収縮ひび割れ、地盤沈下による割れ、コールドジョイントによる割れなど



で、ですね。

例の壁を改めて眺めてみると。


3層分くらいが、RCの打ち放しの壁になってるんですが、その一番上の壁が、コールドジョイントによる割れでした。

その他の壁は、ほぼ、せん断による斜めの割れ。



あーあ!
施工が悪いのか、構造計算自体がだめだったのか。




上のマンションに住んでる方には、同じ職業に関わる身として、ほんと申し訳なく思います。
知り合いだったら、大急ぎで退去するよう説得してるかもしれません。


今だったら、瑕疵担保履行法で、設計者なり施工者なりが怒られるでしょうね。

なにしろ、斜めの線入りまくりの基礎、ですから。涙




という、複雑な日を迎えたのでした。
いろんな意味で、勉強になります。

そして、勉強するだけでなく、実務で役立てていかないといけないな、と改めて思いました。

2 件のコメント:

  1. 合格ユーザーのtatsumiです。始めまして。と書くのもなんか変な気分ですがw、と言うのもpadmateaさんの記事を読ませていただいてもう随分経ちます。かれこれ・・どのくらいだろぅ。去年の今頃くらいからだったでしょうか。いつもすばらしい記事をありがとうございます(密かに尊敬しています)そしてそして、フランス国立図書館、あんまり写真がキレイなもんで壁紙に。。これで出題されても大丈夫ですw金魚たちにはいつも癒されてます。ものすごいっぱいエサを与えてるんですけど、太ったりしないんですねw

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  2. tatsumiさん、コメントありがとうございます!

    このフランス国立図書館の記事、写真ステキですよねぇ!!!
    なかなかないですけど、また試験ネタがあったら、アップしたいと思います。

    金魚ちゃん、おなかへってるみたいなんで、えさあげてくださいね!

    7月までどうぞよろしくお願い致します~

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