教科別・・・環境・設備編

この科目は苦手と得意と、見事に分かれる教科ではありませんでしょうか・・・

温熱感覚とは、人が感じる暑さ寒さの・・・

PMVとは・・・

はい。
音声が耳に残ってます。

何度も言いますが、オッサンに聞くと一発です。笑


言葉の定義がねぇ・・・

実際の空調設計とか、換気設計、上下水、電気設計・・・にたどりつくまでの、キホン知識の習得が・・・

時間がかかる---！
（私だけです。はい。）


いや、ほんとたいしたこと言っちゃいないんですけどね。

全部の言葉と内容がつながるまでがしんどいですね。


ひとつひとつ、丁寧にまとめノートを。

1. 有効温度ETは、温度、湿度、気流。
2. 修正有効温度CETは、有効温度ETの内容＋輻射。
3. 新有効温度ET*は、修正有効温度CETの内容＋作業量＋着衣量。

とか。


じゃ、標準新有効温度SET*ってナニ？とかですね。

要するに、人間がどうゆうとき熱い、寒い、と感じるのか、を指標にしてるわけです。

まずは、言葉の定義や、換気量の数式を、意味も含めてしっかり覚える感じでした。



熱伝導率、湿気伝導率辺りの、逆数で覚えるやつとかもですねー

W/m2・K、ですね。

熱損失係数Q値を一度でも計算したことがあれば、超楽勝なんでしょうけど・・・

面積（平米）と、材料厚さ（メートル）の違いに苦しみました。


「面積（W/m2・K）」に反比例するか、「材料厚さ(W/m・K)」に反比例するのか。

単位を言葉で聞かれると、とたんにわからない・・・



熱損失係数、で当ブログをぐぐってみてください。

Web講義に書いてあるんですが、なかなかブレイクスルーが来なかったので、記事がたんまりあると思います。笑


あとは、
内断熱、外断熱の温度曲線の違いとか、日影曲線、夏至、冬至の日射時間の問題も苦手・・・！（全部？笑）

何度間違えては、書き出したことか・・・泣

設備に至っては、超ちんぷんかんぷん・・・

この本、ぺんぎんさん？ありさん？のオススメで買いました。

しかし、目標を誤ってはいけない、と思ったのがH23年。


東日本大震災以降、省エネに関する一級建築士の社会的な姿勢・責任もさらに増してきました。


すべては、省エネルギー、環境負荷軽減、コスト削減するための勉強！

基本的な建築内外の熱のやりとりや、空調で扱う空気の特徴の基本、照明設計のための光や色の特徴に関するキホンのキ・・・

と思い直し・・・
うぐぐ・・・

意外なところで、この地道な努力が報われるときが・・・

ここで、しっかり省エネ、環境負荷低減のキホンを学んでしまえば、製図の記述で楽勝です。

「あなたが設計した建物で、どうやって省エネしますか？」

「熱に関して、環境負荷低減の建築的手法を答えなさい」


学科通過後、製図試験までの2ヶ月ちょっと、こんな記述問題の練習を、何度も何度もやりました。



えーと。

南側にライトシェルフ兼水平ルーバでしょ、西側には落葉樹を植えるか、縦ルーバ。


開口部には複層Low-Eガラスを採用し、夏季の日射熱を遮断することで熱負荷を軽減する計画とした。

照明には、熱負荷も少なく効率の高いLED照明器具や、Ｈｆ蛍光ランプを使用し、電気料金削減とした。

空調負荷を低減するために、熱源には成績係数の高い空冷ヒートポンプ式チラーを採用した。

省エネルギー及び熱負荷軽減のため、換気には全熱交換機を採用した。



水道方式の採用理由も聞かれます。

断水しても使えるのか、停電しても使えるのか。受水槽があるのか、ないのか。

震災があったので、ライフラインの確保、切実ですね。



ここでしっかり理解してしまえば、製図の記述では学科の問題文を少しアレンジして書くだけ。

資格学校に通うと、ある程度定型文がありますけど・・・

どっちにしても、自分で考え出す必要はありませんでした。

まだ製図合格してない！ですが、来年以降に持ち越したとしても、記述はこれをやればオケーだと思います。


学科を突破すると、2ヶ月ちょっとでエスキス、記述、作図を一気に自分のものにしなければなりませんが・・・

学科でしっかり下積みをしてあれば、記述の練習はかなり軽減されました。

なぜって、内容をゼロから覚えなおす必要がないから。

ご参考まで・・・