あれから一年ですね。
いろんな思いが交錯します。
以前も書いたことがありますが。
大学院の都市計画の最後の授業で、教授の一言。
僕は幼少期に東京大空襲で焼け野原になった東京を見て育った。
渋谷から自由が丘まで、建材として焼け残った電信柱(当時木造)を運んだ。
戦争が終わってもまだまだ食料のない時代で、ほんとうにおなかが減っていた。
その当時思ったのは、あめ玉一つで人間は三日もつ。
それがあるから、僕はいつもかばんの中にあめ玉を欠かさないようにしている。
何かが起きたときでも、そのあめをなめれば大丈夫と。
そうして、戦後の東京の復興をずっと見てきた。
君たちは、いずれ来ると言われている東京の大震災に備えて、とにかく生き残って欲しい。
生き残って、今日まで学んだ知識をもって明日の東京の復興を担って欲しい。
それが、今日授業を終える私が、君たちへのメッセージです、と。
黙祷。
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