物理現象ネタ、2発目。
地元、三鷹天文台に行ってきました。初です、地元のくせに。
知人がNECの宇宙開発系の仕事してたり、JAXAに派遣されてたり、そんな宇宙的な活動してる人がぽつぽついる中。
以前、人づてに、三鷹天文台のプラネタリウムのプログラム開発をされた、まさにその方とお知り合いになり。
前置き、略。
ともかく、その方が面白い方で、アートやデザインにも造詣の相当深い方で、なおかつあらゆるプログラム言語を操り、ざっとまとめるとSEなんですけど・・・アタマのナカはどうなってるの?という方。
皆さん、イームズチェアで有名な、イームズ夫婦が製作した、power of tenという映像をご存知ですか?
工業化に精を出した、イームズさん。
かわいいし、ポップだし、ほんと日本でも大人気ですよねー
その映像、以前イームズ展、どこだったかなー、今はなき、池袋セゾン美術館?いやー違うな、博物館?
略。
ま、ともかく、見たわけですよ、映像の現物を。
昼下がりにピクニックをしている家族から、ずーーーーーっとズームアウトしていって、宇宙までずーーーーと飛んでいくといったような。
まさに。
あれを、プラネタリウムでやってしまっている!
という、なんつーか、最初ご本人から話を聞いたとき、夜空の星ぼしウン十万個を、すべてプログラミングして再現してる、とのことで。
うへぇーーー!ヒマジーーーーン!
と叫んで、嫌がられました。ハハハ
でですね、
3Dで表現するから、会場にある15台?くらいのモニターが映す映像って、一個一個ずれるわけです。
それをですね、またさらにプログラミングして、立体で見られるようにしてるわけです。
しかも、スーパーコンピュータのような大規模なものを使うのではなく、普通のマシンを10台くらい並べての映像ですよーーー
いや~
楽しかったですね~
上映時間はたった20分なんですけど。
ぐわんぐわん、いっちゃうわけです、宇宙に。語彙足りない感じです、相当。
ちらっと、WEB上でも公開してるので、飛び立ってみてください。 こちら
予約必要なのですが、無料なので、行ってみる価値、相当あり!!!
映像は、それはそれは、美しく、興味深かったかったので、予約してでも見に行く価値あるのですが、もうヒトツ、三鷹天文台の内部を紹介。
広い敷地内に、太陽の黒点を観測する建物があるのです。
それがまた、恐ろしくすばらしい建物で・・・
文化財だかに指定されています。昭和4年築。
これが、
まさに、太陽の黒点を観測するため、だけに建てられている、シンプルかつ超ハイテクな建物になってるんです。
ほんと、シンプルかつその巧妙なしかけに超びっくり。
ちょうど、友人と私で訪ねたときも、刻々と公転&自転する地球に合わせて、黙々と太陽の軌道を追いかけて、太陽を観測していました。
いやー
だってね、
公転と自転の速度を計算して、デッカイ望遠鏡が一定の速度で回ってるんですよ。そして、木造のドーム屋根は手動で回転できるようになってて。
うわーなんじゃこりゃーーーー(喜)状態。笑
錘にかかる重力を回転する動力としてるので、刻々と錘が落ち続けてて、じりじりと望遠鏡がまわってく。
朝、日がのぼった時に東向きにセットして、日が暮れるまで太陽を追いかける。そして、次の日、また日が昇った時に東向きにセットしなおして(手動)、ドーム屋根もセットしなおして、観測をする。
これ、全部手計算でやってるのかー
と思うと、昭和4年に創設した方たちの、ハイスペックさに、めちゃくちゃ感動しました。
もう一回り大きなドームの方は、屋根である木造ドームの回転部分が錆びて動かなくなってしまい、日本で?世界で?一番大きなガラスがはめ込まれている望遠鏡は、現在展示室となっていました。ザンネン。
まーねー
宇宙のことばかり考えて暮らしてる人がいるので、あんな古い建物なんて、って思ってる方もいるかもしれないですけど。
見事な木造ドームを見るのは始めてだし、その機能を削ぎ落として、太陽観測のためだけに建てられたというのだけでも、かなり感動でした!
同じプログラムが、各地の天文台でも上映してるみたいです。皆さん、機会がありましたら、予約して見に行ってみては。
三鷹天文台では、コドモさん対象の夜空観測会とかもあるようです。超楽しそう!!!
というわけで。
ベンキョウもせず、こんな一週間デシタ。
お正月は・・・
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