2010-02-28

ハイチの次にチリ

あぁ、なんということでしょう。
なぜこんなに地震ばかり。
http://www.ustream.tv/channel/tv-de-chile


ものすごい揺れです。
建物はかなり崩壊しているようです。
津波も心配されています。
そして、何もできない現実。


ハイチ復興のために友人がでかけていきました。
その矢先です。
ともかく、ハイチ、チリの無事を祈ります。


先日友人がでかけるとき、こんな話をはなむけにしました。
同じ大学の同期だから、彼女も知っている先生の、大学院最後の授業。都市計画の先生だったので、未来を担う君たちへと前置きして。

先生は、徴兵されるぎりぎりくらいの年で終戦を迎え、物資のない中で復興を体験されている。
強烈だったのは、渋谷から焼け野原で何もなく富士山が見えたこと。物資のない中で、焼け残った電柱を建材に使うべく、渋谷から自由が丘まで運んだとのこと。

東京はそれから華々しく復興し、今なお都市計画の分野では、世界中の研究者が興味を持った眼差しが注がれています。東京と名のつく都市計画の本は、たいがいひっぱりだこです、と。

近い未来、東京には必ず地震が来るといわれています。ここで都市計画を学んだ君たちは、ぜひ生き残ってください。そして、明日の東京の復興を担ってください、と。

人間、アメ玉一つで三日持つ、と。僕が体験しています、そして今でもカバンには必ず2、3のアメを持ち歩いています、ともおっしゃっていました。


私は、その話をしながら、胸にこみ上げてくるものを止めることができませんでした。そして、彼女の目の色が変わったのを、今も思い出します。なんと、背負う荷の重いこと。彼女が無事で、希望をもって最後まで責任を果たせますように。


がんばれ、ハイチ。
がんばれ、チリ。
がんばれ、友人。

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