2010-01-24

木造の壁量計算の流れ

まとまって勉強すると、去年どこを見落としていたかわかる。
壁量は、手をつけなかったエリア。



で。
まんまと、去年の問題で壁倍率に関する問題が出たような気がするので、リンク。壁量の計算方法やなんかの解説がわかりやすい。



http://www.house-support.net/seinou/hekiryou.htm









上記サイトを参考に、ざっくり文章にしておく。


木造の壁量の計算(令46条4項)。

1 地震力
地震力による必要壁量 = 各階床面積 × 壁係数(地震)
・どの方向から揺れてもいいように、X、Y方向ともそれぞれ同じ壁量が必要。
・壁係数(地震)は、屋根の材料によって階数ごとに決まっている(令46条表2)。
・特定行政庁が令88条の2で指定した地盤の軟弱な地域の場合は、上記壁係数に1.5倍する(09103)。




2 風圧力
風圧力による必要壁量 = 各階の外壁見付け面積 × 壁係数(風圧)
・XとY方向で見付け面積が異なるので、それぞれ算出。
・見付け面積は、各階の床面からの高さが1.35m以下の部分の見付け面積を引いて算出。
・壁係数(風圧)は、特定行政庁により決定。一般的には50cm/㎡(令46条表3)。





3 X、Y方向それぞれに、地震力と風圧力による必要壁量を比較。大きい方を最終必要壁量とする。





4 設計壁量>必要壁量
設計壁量 = 壁実長(軸組の長さ) × 壁倍率  >  必要壁量
・各階、X,Y方向ごとに計算。
・壁倍率は、筋かいならサイズ、たすきがけかどうかによって、構造用面材なら片面か両面かどうか、等で1.5~5.0の間で数値が決まっている。
・筋かいと構造用面材を併用した場合は、れぞれの倍率を足し算するものとし、その和が5を超える場合は5とする。




設置方法については、告示1352号。
これについては、また次回。

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