2014-05-11

たわみ、クリープ変形

たわみとかクリープ変形とかっていうたわみ系の短期的変形、長期的変形についての規定は、基準法と施行令、告示、学会基準など、その構造種別によってこまかくあるのですが・・・


とりあえず、「たわみ」という言葉は建築基準法には出てこないかわりに、建築基準法施行令こうゆう表現です。
(保有水平耐力計算)
第八十二条

四  国土交通大臣が定める場合においては、構造耐力上主要な部分である構造部材の変形又は振動によつて建築物の使用上の支障が起こらないことを国土交通大臣が定める方法によつて確かめること。
 ↓
平成12 年建設省告示1459 号「建築物の使用上の支障が起こらないことを確認する方法」

告示に細かく規定があるのですが、省略。
ざっと見ると、木造、鉄骨、RC造で、規定があります。
もしかすると、令80条の2の方でも細かく規定があるかもしれませんが、調べてません。
お暇な方はご自分でどうぞ。


というような感じで。 似たような言い回しですが、同じ内容です。
  • 構造耐力上主要な部分である構造部材の変形又は振動
  • 使用上の支障となる変形または振動

あー
なんか、そんなのあったなー
とか、そんな風に思い出して頂けるといいかなと。

たわみと似たような現象で、クリープ変形というものがあります。
いや、「たわみ」のうちにクリープ変形も含まれる、ですかね?
んー
これがまたややこしい・・・
ワタクシ、この区別については、思考停止。


で。
クリープ変形とは。

って、ご自分で調べて頂きたいのですが、
たんに荷重をかけただけでなく、荷重+「温度」や、荷重+「荷重をかける時間的な長さ」による変形が含まる、ということだそうです。


クリープ変形、と合格物語で検索すると、ちょこちょこ出題されていますね。
ざっとみたところ、構造計画、木造、RC柱梁、PC梁、地盤、です。

それぞれに、どんな対策が必要なのか、どうすると効果的なのかを過去問の範囲で整理、です。


この辺は、あまり出題がないかもしれませんが、全体的な知識を把握する意味では、まとめ項目としておススメ。
ご自身のめざす構造得点配分によって、この内容に突っ込む突っ込まないは決めてください。



なお、
いくつか、クリープ変形や塑性変形など、材料強度についての参考サイトを紹介しておきます。

講義ノート:もの作りのための機械設計工学
2.1 材料強度の基礎知識
http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch02/ch02_01.html

コンクリート工学会 クリープ変形
http://www.jci-net.or.jp/j/public/kiso/DeformationProperty.html


しつこいようですが、
あくまで、「必要であれば過去問の範囲」で、でOKかなと思いますが、やりたいかたはご自分で・・・

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