コンクリートのヤング係数とひずみ
問題コード12245合格物語から引用しております。
コンクリートのヤング係数は,コンクリートの圧縮強度にかかわらず一定である.
答え×
Ec=3.35×104×(γ/24)2×(Fc/60)1/3 (N/mm2).コンクリートのヤング係数はコンクリート設計基準強度Fcと単位容積重量γから定まる.コンクリートのヤング係数は,圧縮強度(Fc)が大きくなるほど大きくなる.また,強度が同じであれば,単位容積質量が大きいほど大きくなる.鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説5条(この問題は,コード「03243,04243,06235,08243,11253,15234」の類似問題です.)
こ、これは・・・
地盤の長期許容応力度の計算式とかと一緒で・・・
(いや、全く違う)
一緒なのは式を丸覚えしなくてよくて、コンクリートのヤング係数Eは、設計基準強度と重量に比例することだけなんとなく覚えておけばオケー、ということ。
(そこか?)
てことで、ヤング係数に関して言うと。
軽量コンクリート < 標準コンクリート
いやー
受験生時代、ほんと構造には泣きました。
曲げ剛性?
計算式?
たわみ?
はぁ・・・
(タメイキ)
構造、全くわかってなかったんだろうな・・・
(今も大差ない)
さて。
たわみの公式の分母にいる、曲げ剛性EIですが。
幅B×高さHの梁のたわみを考えたとき、断面二次モーメントの計算式より、高さHを大きくする方が幅Bを大きくするより「3倍効きます」。
分母BIが大きい→たわみ量が小さくなる、だからです。
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早速、脱線しますが。
この「梁せいを大きくした方が、たわみには3倍効果的」というのは、構造設計者と打ち合わせする時によく出る話です。こないだも、どうしても梁せいが大きくできない箇所で、構造担当者と打ち合わせ・・・
全員沈黙・・・
(構造担当者)
うーん、たわみがねぇ・・・
どうがんばっても、これじゃだめなんですよ。
梁せいが一番効くから・・・
全員沈黙・・・
・・・。
ということで、プラン変更になりました。
めでたし。
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ハナシ戻しまして。
先の、コンクリートですけど。
単位体積重量:1/3乗
梁せいなり、床厚さ:3乗
てことで。
梁で考えると、鉛直荷重に対して幅でなく高さ方向。
床の厚さだと、鉛直荷重に対して床の厚み。
同じ分母にあっても、高さ方向の「せい」を大きくする方が、剛性が高まる、たわみ量が減る、ということになります。
力学のたわみの計算と、文章題の内容と、たわみに関して同じことを聞かれているんですけど、全くつながらず。
一度でも、構造担当者にくっついて、構造設計図書を作成する手伝いとかすれば違うのかもしれませんが・・・
つづく
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