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遅くなりましたが、力学講習会2日間ありがとうございました。
みどりねこさんのブログにもありましたように、基礎を免震構造としたときの、揺れ方の解析ビデオまで見せて頂いて、収穫、収穫、大収穫、でした。
改めて、講習会を企画してくださった合格物語さん(さん付けするものかわかりませんが・・・)と、熱弁をふるって下さった講師のゴマさんにお礼を申し上げます。
ちなみに解析ビデオは初見ではなかったのですが、今回気になったのが、建物に入力する地震波。
モニターの下側に地震波の波形が書いてあって、揺れている際にどのくらいの波の力が建物に当たっているか、わかるようになっていました。
また、その入力する地震動は、阪神淡路の地震の際に記録された波とのこと。
いろんな地震波のデータを記録していて、それを解析につかっているのですね。
15年前?のあの時、中高層ビルの3〜4階辺りが丸々つぶれるという被害が多かったように記憶していますが、その時の揺れなんだなぁと思いながら・・・
それから、もう一つ、建物にヒビが入るタイミング、気になりました。
画面に二つの建物が表示されてて、一つは普通のラーメン構造?でしたか。
もう一つは、基礎が免震構造となっているもの。
メキメキと壊れていたのは、言わずもがな、免震構造になっていない普通の建物。
初期微動よりも、その後から大きな揺れがくるのが地震の特徴だとしたら。
初期微動で、こう、なんというか、準備体操状態で建物が少しずつ入力する力に対してちょろちょろっと揺れて。
その時はまだ、ぜんぜん壊れる部材はないのですが、その後本チャンの揺れで、ドカンと大きな地震力が入力した時、振幅がぐわんぐわーんぐわーーーんと増幅している感じでした。
その増幅に対応して、壊れる部材も、メキ、メキメキ、メキメキメキメキ・・・状態で。(説明になっていない。笑)
物理の授業でやりましたよねー
揺れているものに対して、さらに力を加えると、その加えた力の分だけ、振幅も大きくなる、ってやつ。減衰の概念がない高校の物理学だと少し現実的でないですけど。
一方、免震構造は、ほんとに柳に風、暖簾に腕押し状態。
ぐあーーーーん、ぐあーーーーん、と、基礎と上部構造の変異がものすごく大きい。
実際、免震構造って、あんなに変位があるものなんですねぇ。
免震構造にした場合、設計者は、建物管理者に維持管理についていろいろ説明をしなければならない、的な問題があったような・・・
その接合部でかなりの変位をきたすので、基礎の周囲空間も充分にとっておかないといけないんだなぁって。
少し、そんなことも考えながら見せて頂きました。
ありがとうございました!
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