2010-10-31

昭和住宅物語-藤森本

こんばんは。
台風一過の秋晴れ!




を期待したものの、薄曇り&小雨ちらちらの寒い週末となりました。



例によって、寝正月ならぬ、寝週末。
さすがに、どっかカラダおかしいんちゃう?ってくらい、寝ます。特に土曜日。



え。
そんな話?


いえいえ。




自称、藤森照信センセーのファン。

ついったーであれこれ言ってたんで、いやはや、センセーのご著書、実は2、3冊しか読んでない・・・とは言えないため。


先々週、ミッションがありまして、新宿コクーンタワーの地下、Book1stにいました。


ていうか、わかりにくいですね、あそこのフロアー構成。


偶発を狙って、わざと見通せないフロアーになってるんでしょうけど・・・。その割にフロアーマップないし。建築のフロアーは、奥、の、奥の方にあって、たどりつくのに一苦労。ほとんどヒトが居ない・・・大丈夫?




また、本題からずれた・・・

いや、買いました。

久しぶりに重たい方の本(文庫本じゃない、って意味)。本、増やしたくないんで、買ってないんですが。






さて。
オンパレードです。

西山卯三氏と戦後の団地族のデビュー作、51C型が誕生するゆえん、とか、からかさの家、とか、CIAMと池辺陽とか、ジードルング(後で調べて、試験に出るアトリエ5のジードルングとは別意味と知る)、とか・・・

もちろん、村野藤吾氏や、前川國男氏、堀口捨巳氏などなど巨匠と呼ばれる建築家の話あり、同潤会の女子専用をレポートしてみたり、当の建築家だけでなく、ご夫人やご子息、お施主さんなどの関係者スジをあたってみたり・・・




どうです?
学科Ⅰ計画、のうちの建築史の分野や、工業住宅、団地系の発達、建築家の自邸などなど。


村野藤吾さんの自宅には、読み進めていて、ドギモ、でした!へぇぇぇぇぇ・・・・

「ここは、村野のおもちゃでした」とご夫人からのお言葉を引き出しておられます。






というわけで、単なる試験勉強を逸脱していますが、51C型の意味がわかった&団地の原型である図面が見れるだけでも、私にとっては「丸暗記=苦痛」がヒトツなくなりました!

もう間違えないもんね。




というか。
既に、教科書的な雰囲気をかもしている、この本、ものすごく、興味深い!


逆に、トーダイのセンセーがお書きになられたご著書(80年代に住宅特集に掲載されたコラムを本にしたもの)=2010年の今となっては教科書的レベルともいえることから、こっから出題されてんじゃないのーっていう感じもしつつ・・・
(あくまで、個人的感想)




というのも、あくまで建築史に限って言うと、出題者(国交省のお方々)の年代は、タブン、40代後半から50代?その年代のヒトたちの常識⇒試験問題、となりえませんかね。


少なくとも私の世代で、池辺陽氏の設計されてた住宅なんて、ほぼ、小ささと工業化を目指した住宅~くらいしか認識がないです。図面なんてなおさらみたことなし。
これって、方丈記の最初の一文しか知らないようなもんです。笑




ま、出題されなくとも、
コルビュジエ=コル、とお呼びになられる大センセーの世代から、随分時間が経っています。


てことは、既に相当なゼネレーションギャップ!

藤森センセーが、さらっと書かれることすら、わかんなかったりします。まだ半分しか読み進んでませんが、引き続き勉強と関連づけつつ、読み進めたいと思います~


PS
結局、本日までのGAギャラリーの藤森照信展はすっぽかしました。ほんとにファンなんだか。笑

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