2017-01-16

構造、わかっておきたいキモのとこ

さて。
完全に試験対策として逃げ切った感の強い構造分野ですが。

もちろん、製図試験やってみて、アレ?これってそうゆうことかー!ということもありました。
(これは、構造だけでなく、環境・設備や、計画の設計寸法等、学科全般に言えることだけども)

ウラ指導のゴマさんのおかげで、もしや意外と文章題もキモのところはわかってんじゃーん?ということもありました。


で。
試験勉強を振り返って。
まずは、一級建築士の試験的に、構造範囲についてはこうゆうところがわかっておきたいんだろうなーと思うこと。

なにはともあれ、全体俯瞰。
あくまで私が思う範囲なので、構造の専門家の方からしたら、ほんとゴメンナサイな内容です(半分開き直り)。


以下、羅列。
  • 木、コンクリート、鉄筋、鉄骨等の構造材の特徴・性能、それぞれの材料強度、設計基準強度、許容応力度などの関係についてわかる。
  • どのような外力・固定荷重・積載荷重があって、どうゆう組み合わせで建物にのし掛かるのかがわかる。
  • どのような構造種別・架構形式があって、それぞれに靭性型と強度型があるのがわかる。
  • 弾性変形・塑性変形とはなにか、どうゆう状態になると構造部材が壊れる(破断する)のか、ひいては建物が崩壊するかがわかる。
  • 地盤の特徴の把握と、基礎や杭の選定、地盤改良についての考え方がわかる(平成28年の製図で出題)。
  • 構造的に有利・不利な状態がどうゆう状態で、どのようにしたら不利を有利に改善できるのかがわかる(例えば、部材断面を大きくする、均等スパンにする、各階で耐力壁の位置をそろえる、とか)。
  • 曲げ破壊よりも、せん断破壊を恐れることについて、なぜかわかる。
  • 耐震・免震(平成27年の製図で出題)・制震の違いと考え方についてわかる。
以下、法規とかぶる範囲ですが。
  • 建物の規模・構造種別から、どのような技術的基準があり、どのような構造計算が必要なのかわかる(法20条)。
  • 各種構造方法について、一通りの流れがわかり、構造耐久性を担保する考え方についてもわかる(令36条~)。
  • 各種構造計算について、一通りの流れがわかる(令81条~力学含む)。
  • 基準法では、どうゆう外力に対して、どこまでを担保しているのかがわかる。
  • 構造分野について、確認申請(構造適合判定、超高層の大臣認定)を通すのに何が必要なのかわかる。
  • 用途変更・増改築・改修時の構造計算の要否についてわかる。
さらに。
  • 既存耐震不適格建物などの耐震不足な建物について、今どんな話になってるのかがわかる。
  • 品格法で保証するうちの、構造分野の守備範囲がどんなものかわかる。
  • その他、構造についての時事問題(構造計算偽装、杭問題、長周期振動、津波は基準法の外力に含まれるかどうか、特定天井等)になんとなーく触れている。

思いつくままに書いたら、こうなりました・・・

これって、いわば構造文章題の出題範囲でありますなぁ・・・
しかも、細かく挙げると、もっとありそうですよねぇ・・・


いやいやいやいや。
正直、こうゆうのがアタマの中で整理される=構造がわかる、になるんだろうと思われます。
ほんとにーーー笑

まぁでも、まずは最低でもこの辺はおさえとこうよと。
とりあえず、コレはおさえときたいよね・・・と。

でないと、足切りも危ういし・・・(そこ?)。
(はいー反面教師にしてくださいませー)


力学で、「P」とか書いてるヤツって、アレって固定荷重+積載荷重+雪荷重とかだったりするわけよねー?とか。

層間変位とか言って力学で計算するけど、鉄骨とRCでは規定値が全然違うのよねー、とか。
で、一層分では大したことなくても、高層階になると変位が大きくなって、エキスパンはデッカクなるしかなり揺れるのよねー、とか。

たわみ・振動とかいうけど、S造の建物って、歩く人によっては、共振してフロアが結構揺れるのよねーとか。
ホテル設計すると、このたわみ・振動が、お客様の満足度に影響するから、シビアなのよねーとか。




はい。
構造一級取得を最終目標とされてる方は別として。

まずもって、構造ドオンチの場合。
構造わからなさが伝わらないし、どうわからないかもわからない感がありまして。
うーん、あまりにもわからない&苦手すぎてどっから手をつけようか。

どうも構造が苦手だーーーって方は、そんな感じをもって勉強されてるんじゃなかろーかと。

人に、自分のわからなさが説明できるようになると、少しはわかってるようなもんなんですけど。苦笑
これまた、なかなかドッコイ時間がかかるわけですよ・・・

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