2016-01-09

Otto Wagner ウィーン郵便貯金局 その1

H27年の計画の問題に、久しぶりにオットー・ワーグナー(Otto Wagner)が出題されました。

年末に会社から借りてきたビデオにちょうど載ってました。
アマゾンのリンクはっておきます。


このDVD、廃盤になってるので値段が高騰してますが・・・
  1. ウォルター・グロピウスのバウハウス校舎
  2. アルヴァロ・シザのポルト大学建築学部校舎
  3. ジャン=バティスト・ゴダンのファミリステール
  4. ジャン・ヌーベルのネモージュス1
  5. レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースのポンピドゥセンター
  6. オットー・ワグナーのウィーン郵便貯金局
中身はフランス語なので、全部字幕なのです。

私は、やはり文章・写真より動画・映像好き。
現地に行くことも難しいので、解説付きでむちゃくちゃよかったです。

H27年の計画ではこんな出題でした。
27032
「ウィーン郵便貯金局(オーストリア,1906年)/オットー・ヴァグナー(Otto Wagner)/ゼツェッシオン」は,「建築作品名/人名/建築作品の特徴・背景」の組合せとして正しい.

さて。
先日、クリムトの有名な絵画とウィーンを題材にした映画を観たばかりで。


オーストリアの歴史的背景をまったく知らず・・・
もちろん、超有名なクリムトの絵画については、高校の美術の時間に知ったようなものの・・・
理系ゆえに高校の選択は日本史。
世界史はまったく学ばずに育ったため、目をシロクロさせるハメになりました・・・
無知すぎるよ、私。


「オットー・ヴァグナー」
(むしろ、オットー・ワグナー。ヴァですかねぇ?ドイツ系の読みでは、Wはヴとは読まなかったような、どうでもいい。)


この人、ちょこちょこ出題のある建築家、というイメージのみ
キッパリ。


建築家であるとともに、都市計画家であった。
調べて恥じ入るばかり。


逆に、すごく興味出ました。

黄金のアデーレ、接吻ほか、クリムト等の芸術活動を支え、華やかな絵画を生み、ナチ党として略奪し、戦後持ち主に返還せざるをえなかったオーストリア。

マリー・アントワネットを生んだオーストリア。

ナチ党の党首、アドルフ・ヒトラーを生んだオーストリア

旧東ドイツ、バウハウスのグロピウスをはじめ、ユダヤ人を迫害した暗い過去・・・以下略。


話題変えましょう。
ウィーンと言えば、クラシック音楽。
クラシック音楽の殿堂、宝庫と言われる場所。


さっきアナザースカイで、指揮者の佐渡裕さんが、若き日にオーストリアにてレナード・バーンスタイン師の元で学んだ日々について語ってらっしゃいました。

有名な指揮者のコンサートの立ち見席を取るためには、一週間くらい前から並ぶとか!

はぁ。
オットー・ヴァグナーの郵便貯金局、一瞬映りましたよ!と。


てことで。
行ったこともなし、
私の中で、ここ2~3ヶ月ほど、オーストリア株勝手に急上昇です。

オースト「ラ」リアでなくて、「オーストリア」ですよ。
コアラいませんよ。


えぇ、わかってますとも。
一級建築士の試験に合格するだけなら。

「オットー・ ヴァグナー=ウィーン郵便貯金局」

はい。
カコモン!
合格!


「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。=方丈記=鴨長明」

はい。
古文のキホン!
合格!

もはや、いろはかるた、ですね。笑
イントロ当てクイズ的な。

合格したいなら、そのままいってしまえ。



で、
合格すると、こうゆうの全部調べるヒマができるのですよ。
お酒飲みながら。


わー
ゼセッションって、なんじゃらほい?

わー
ウィーン分離派?
ふーん
なんのこっちゃ

わーわー
反ユダヤ主義と一般市民のための銀行?


そういえば、最初の会社(破産した)の上司からもらった図面、オットー・ワグナーでなかったか・・・!?

やーーーーー!
もちろんレプリカだけど。

ドイツ語?
オーストリア語?

これ、どこの図面だろう?
書かれたレタリングをそのままグーグルセンセーでドイツ語翻訳してみましたが、バンザイ。

今度、友人の旦那様(ドイツ人)に見てもらいます・・・
絶対その方がはやい。


その上司いわく。

「他の人にはね、都市計画系のね、公園の設計の図面とかね、あげたの。」
「padmateaさんにはね、建築ぽい方がいいでしょ?いつか、この図面の価値がわかるから
(当時価値がわかんなかったことを見抜かれておる。はい。)


はい。
今です、今。
滝の涙ですよ。

元上司、あ、ありがとうございます。
が、がめんがかすんで見えない・・・

うぉー
右端にOtto Wagnerって書いてあるやんけー!
捨てなくてよかったー!
(グンマ―を経由して今に至る)


先のDVDの内容にもとづく記事、つづきます。
またらいしゅー?

→ その2へ

4 件のコメント:

  1. padさん、あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いしますm(__)m

    今回の記事読みました!
    オットー ワグナーは、ウィーンで郵便局ですね*\(^o^)/*
    雰囲気で暗記します。

    ちなみにフライオットーさんも吊り構造の権威ですね。
    おっとっとw

    普段なかなか馴染みのない西洋の都市計画記事すごく参考になりました。
    次回のつづきも楽しみにしております!

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    1. しょうねんさん、
      コメントありがとうございます〜

      西洋建築史とか、都市計画とか、日本で全く関係ない生活してますので、その辺の出題って、得意な方以外はキツいですよね…

      がんばって覚える他ないのか…と、凹んだ日々もあり。
      一度きちんと定着するまでがたいへんですけど、連想ゲームとかしながら、うまくこなしてくださいね!

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  2. 姫さま、新年おめでとうございます。
    画像は、関谷正昭さんの写真でワグナーの作品集が刊行されたときに、一緒に復刻された原寸のポートフォリオ(ワグナーの手描き)だと思います。
    リストを見ると、
    ニーダー・オーストリア州立療養施設,付属教会
    聖堂座席, 告解室, 1:10, 1:20
    座席の立面図および断面図, 告解室の立面図 正面および側面, 断面図, 平面図
    となっています。
    通称:シュタインホーフ教会と言われるワグナーの代表作、行ったことは無いですがf^_^;)

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    1. だー
      明けましておめでとうございます!

      satoセンセー、ありがとうございます(^o^)
      やはりシュタインホーフ教会だろうかと思ってましたが、ドンピシャ来ましたか!
      つーか、知り合いのドイツ人に聞いてもわからなそうだな…

      てか、
      いつもながら、わざわざ調べて頂いてありがとうございます!
      まるでナントカ鑑定団なノリですが、身元判明してめっちゃ嬉しいです。笑
      大事にします!レプリカだけど。

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