Otto Wagner ウィーン郵便貯金局 その2
と、きまして。
ちょとしたデキゴコロです、
合格物語で「オーストリア」と検索してみました。
11243
O.ワーグナーとウィーン環状道路は,人名と都市計画に関する事項との組合せとして正しい.
記憶は、はるか、はるか彼方へ。(キッパリ)
いや、この辺の都市計画系の話って、むちゃくちゃ記憶しづらかったす。(正直)
何しろ、行ったこともなし、聞いたこともなし。(自慢じゃない)
そんなこと知らんでも生きていける系。
しかしだ。
過去問で出てしまったからには、ちらとでも覚えなければならず。
えーと。
覚えてません。
今回、縁あって(?)オットー・ヴァグナー(ワグナー)のことを調べて、ようやく記憶しました。
ウィーンねー
先日アップした、ウィーンのグーグルマップ・・・
つーか、今度は真っ赤じゃないか・・・(絵心なし)
はい。
この赤いところに、城壁があったわけで。
近代になって、要塞都市である必要がなくなって、城壁を壊して環状道路にしたと。
そして、ネオ(新しい)・ルネッサンス、ネオ(新しい)・バロックなどの様式で、オペラ座、市庁舎、劇場、大学などが建てられたと。
オーストリアですよ、コアラのいない方ね。
合格物語の解説によると、城壁を壊そうと決めたのが、1857年だそうです。
近代化、すなわち産業革命まっさかり?
オットー・ワグナー(生1841年 -没 1918年)が郵便貯金局を建てたのは、1906年。
ほぼ半世紀ぐらい後ですね。
計算すると、ワグナーが生まれてから約15年後に城壁壊そう!と決まったわけですね。
20歳そこそこの坊やに何ができる・・・?
ていう話だったようです。
この問題は、×、ですね。
背景がわかると、ちょとだけ覚えやすいかなと思いまして。
もう一問、ついでに。
26013
フリンジパーキングは,都心部周辺に駐車場を整備し,都心内への車の流入の抑制を目的としたまちづくりの手法である.
解説:フリンジパーキングは,都心部周辺(フリンジ部)に駐車場を整備し,都心内への車の流入の抑制を目的としたまちづくりの手法である.オーストリアの首都ウィーンでは,1970年代より,都心部の主要な動線を歩行者専用空間とし,都心環状道路周辺に大規模な駐車場を計画的に配置している.(この問題は,収録過去問題に類似しない新出問題です.)
ん?
オーストリア?
解説に入ってました。
時は流れて、世界的に自動車台数が爆発的に増えた1970年。
交通ルールも定まらず、交通事故も増えたと言います。
てことで、ウィーンでは、歩行者専用道路になったそうで。
ようやく日本でも取り入れられてきてますけど。
こんな感じ。
『集約型都市構造の実現に向けて』(国土交通省のPDF)
上記PDFから、一部画像拝借しましたm(_ _)m
ああああ
近年、計画の試験でよく聞くような内容が・・・
BRT、LRT、トランジットモール、フリンジパーキング・・・
このイラスト、いいですね。
都市計画が苦手な一級建築士向け!?
ちなみに、フリンジって「端っこ」とかって意味だそうですよ。
オーストリアは、都市計画的にも中世から見事に脱却し、先駆的な都市となったんですね。
城壁という障害を取り除いたら、ずいぶんと住みやすい街になりました、みたいな話のようです。
音楽をはじめとする、芸術の都ウィーン。
併せて、記憶していただければと。
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