復習ですが、合格物語から引用します。
07092この住宅、やはり当時相当衝撃的だったようです。
アビタ’67(モントリオール)は,コンクリートボックスの組合せによって構成された高層集合住宅である.
答 ○
23111
アビタ’67(カナダ・モントリオール)は,複数住棟の共用の庭をもち,各戸の専用庭及び住棟の雁行配置により住戸の独立性を高めた低層集合住宅である.
答 ×
先日読んだ伊東豊雄さんの著書「あの日からの建築」にも、このモントリオール万博に出かけたハナシが出てきまして。
『モントリオール万博は衝撃的だった、モシェ・サフディはアノ年齢であれだけのことをやり遂げてスゴイ(ざっくり意訳)』と書かれていました。
アビタ’67に関して、英語サイトをさくっと調べましたので、お暇な方はどうぞ。
まず。
どっちかっつーと、私の場合は、こっちの建物の方が覚えやすかったですね。
どーん。
↑あんまり接近しすぎちゃうとわかりづらいですが、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ。
上から見ると、ちょとわかりづらいですね。
https://jp.marinabaysands.com/
ん?
ナンノコッチャ?
はい。
マリーナ・ベイ・サンズ。
どこかでみたことあるかと思いますが。
ビルの上に船が載ったような形の建物で、世界で一番高い位置にプールがあるとかって話題になるホテルです。
それが、アビタ'67を設計した建築家モシェ・サフディの最近の建物です。
えー?
あの船のやつー?
でした。
そう。
ワタクシ、アビタ'67とマリーナ・ベイ・サンズの建築家が一致したのは、とても最近です。笑
遅い。
それと、たいへん失礼なのですが、お名前、ちょと覚えづらかったです・・・
モシェ・サフディ。
イスラエル生まれのカナダ人とのことで、ユダヤ系のお名前です。
ということで、ホロコーストの記念館を建てたり。
イスラエルでのお仕事も多いようです。
http://www.yadvashem.org/yv/en/museum/index.asp
dazeenで動画を撮ったみたいです(英語)。
すごくきれいな動画なので、英語わかんなくてオッケー。
↓ご本人出てしゃべってますが、スケッチなんかも出てきて、観てるだけで楽しいです。
さて。
アビタ’67のPRサイトによると。
EXPO'67(モントリオール万国博覧会)のテーマ「人間とその世界」は、1939年のサン=テグジュペリの随筆集「人間の土地」にちなんで選ばれ、住まいもテーマの一つだったとのこと。
また、wikiのHabitat67の英語版
・元々はカナダMcGill大学生の時の卒論テーマだった
・カナダの大学生に贈られる論文賞は逃したものの、当時かなり話題になった。
・大学卒業後、ルイス・カーンの事務所を経て、その論文のマスタープランをモントリオール万博に向けて展開させるためにカナダのモントリオールに戻り、万博用のパビリオンとして提案した。
・予算委員会がバックについて、万博自体も成功を納め、住宅自体も賞賛を得たが、本人は、若くて経験もないのに、本当に奇跡的なことだとインタビューで語っている。
学生の卒論テーマだったと。
ルイス・カーンの事務所にいらしたんですね。
そして。
建物コンセプトとしては、工場生産のコンクリートボックス。
それを積み重ねていくという。
TEDでもオハナシされたようです。
こちらはニホンゴ字幕付き。
・354の工場生産によるコンクリートユニットが様々に積み重ねられた12階建ての集合住宅。
・8つのコンクリートユニットをつないだ様々な大きさの住戸が146戸連なっている。
・元々は158戸の計画だったが、そのうちのいくつかが大きなサイズのユニットとなり、最終的に146戸におちついた。
・どのユニット(住戸)も、専用テラス(20~90㎡)がすくなくとも必ず一ついている
・郊外に住むことメリットである、庭がある、空気がよい、プライバシーを保てるということと、経済的で、かつ多層に住むという現代の都市型住宅に求められることの両方を満たすようにデザインされている。
・世界中で、都市への集中が言われている中で、人々の新しい生活スタイルの形とされた。
・元々考えられていた住戸の値段より、かなり高額になってしまったのが最大の欠点として挙げられる。
郊外のメリットと、トカイのメリットと。
迷路のような感じではありますが、その分風通しは建築家の意図の通り、かなりよさそうです。
覚えづらい、アビタ、という言葉。
habitat
生息地、住居、住まい。
語源は、ラテン語だそうです。
以上、ご参考まで!
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