・・・の前に、ロンドン周りのニュータウン、一級建築士の試験的に重要なものをかいつまんで年表。
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★1902年 エベネザー・ハワード(英)
Garden Cities of Tomorrow(明日の田園都市)を著す。
職住接近、田舎と都会の混合、というニュータウン構想がお披露目されます。
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★1907年 Letchworth (レッチワース、ロンドンの北方約55km)
ハワード氏の明日の田園都市の考えを元に、早速ニュータウンの開発スタート。
第一田園都市会社が開発担当、レッチワースを皮切りに、30都市近くイギリス国内外にニュータウンを開発。
ここで早速余談ですが、驚くべきことがひとつ。
レッチワースのヒストリーサイト(英文)を読むと・・・
いわゆる「Public house (いわゆるPub)」がなくアルコール販売は住民投票による許可制度だった、とあります。
パブではお酒は置いてなくて、投票で支持を得た1件のホテルと、ビリヤードをやったりするごく一部の店のみ。
あとは、周辺の街のパブに行くか、酒屋さんが、各住戸のドアまで届けた、と。
ハワード氏の理想論である著書:明日の田園都市に、街中でのお酒の販売を制御すべき、とあったからだそうで。
まじすかー
金麦隊長のオッサン、yoyoikeさん含む、のんべーちーむの私たちには、この崇高なニュータウンに住まうことはできないでしょうねー
あはは。
ちなみに、結構な後(戦後)にお酒の販売解禁の方向になったそうです。はい。
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★1924年 クラレンス・A・ペリー(米)
The neighbourhood unit(近隣住区論)を著す。
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★1947年 Harlow (ハーロウニュータウン、ロンドンの北東約30km)
近隣住区論を元に、ワンセンター方式で開発スタート。
千里ニュータウン(大阪府、1962年~入居開始)は、ハーロウニュータウンを真似っこしてるとのこと。
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★1969年 Milton Keynes (ミルトン・キーンズ、北西約80km)
イギリス最後で最大のニュータウンとして開発スタート。
近隣住区論を見直し、オープンコミュニティーを目指したもの。
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と、まぁ、まずはざっくり。
行く前に調べておけばよかったなぁ・・・
行こうと思っていたにも関わらず全く興味がわかず、後からネット見たりして勉強してます。汗
エベネザー・ハワード氏の著書、明日の田園都市に書かれた理想論、かなり興味深いですね。
ざっくり、1900年初頭。
年代順に並べてみると、クラレンス・A・ペリー氏が近隣住区論を打ち立てた時期より、約20年早い。
へぇぇぇ・・・
日本は、明治以降、アメリカやイギリス、ドイツなどの都市計画手法を取り入れてニュータウンを造ってると思うのですが。
私の都市計画のイメージは、完全に多摩ニュータウン=東京のベッドタウン、ってイメージのみ。
(東京都下育ちのため、高蔵寺ニュータウンや千里ニュータウンへは行ったことなく・・・)。
それにしても、いろいろ無知すぎましたー
つづく。。。
padmateaさん、ご苦労まです。
返信削除英国に旅行だったようですね。
満喫されましたか?
しかし、横文字と都市計画は未だに拒否反応が
出てしまう私です。
田園都市と言われて想像するのは江戸時代の豊かな
風景ですがよ…(;´▽`A``アセアセ
竜馬さん、コメントありがとうございます!
削除都市計画、ほんと、建築の勉強しててもピンと来ない範囲ですよねー
かつて私もそうでした。
加点になるかわかりませんが、よかったら続きも読んでください~
Rossaです^^
返信削除感動~感動!
感謝です、もうこのブログ教科書です!はい^^
ほめすぎかな?^^;;
だって私の頭の中では、オーダーにしても近隣住区にしても
「あ~この問題知ってる、知ってる~。ん?でもどっちだっけ?」と、結局覚えてないじゃんってことであいまい系のまま。
このあいまいを克服しなきゃって思ってます^^;。
Rossaさん、コメントありがとうございます!
削除そうなんですよね~
なかなか、試験勉強だと思うと、永遠にあいまいなまま&全く興味が出ないですよね・・・
実際に行ってみると興味が出るかと思って、イギリスをふらついてきました。
少しでも参考になれば幸いです(^_^)v