駄文をお読みいただき、ありがとうございます。
本編につづいて、補足です。
- 特定行政庁の許可・指定等に、建築審査会の同意が必要
- 建築主事の確認に、建築基準法第93条消防同意が必要
と本編で書いたのですが、消防同意も身近でない、感覚としてわからない、というご質問を頂きました。汗
他で似たようなこと、あるかな?と思って、ちょっと書いてみます。
1. 許可と同意のカンケイ、に類似な事例
他に、似たような感じですが・・・パッと思いつくものでは、以下です。
- 建築基準法第6条確認時の、同法第6条の3第1項の構造計算適合性判定通知書
- 同じく確認時の、省エネ法第12条の省エネ適合判定通知書
建築主事が「確認」という行政処分を行う時に、構造や省エネに関して特化した専門部隊に内容チェックしてもらう、ということですよね。
構造又は省エネにこれも、申請手続きの流れとしては同じイメージです。
→内容よければ、構造又は省エネの適合判定通知書を発行
→建築主事は、適合判定通知書がないと確認済証発行してはいけません
どうでしょう?
構造系、設備系の方も、これならなんとなく、イメージがつくかなーと思いますが・・・
ご質問頂いた方は、施工系な方のため、やはりイマイチうーんwな感じ。
2. 身近でない内容の、全く想像がつかない問題
よく考えたら、施工科目で必ず出題されるのは「届出」問題・・・たしかに、施工系で必要な申請手続きって、安全衛生法系の「届出」が多いんですよね・・・
そうすると、単体で届出して終わり、ですか・・・
許可や確認、のように別部署の人がその内容チェックに入るとか、あんまりないですね。汗
この、試験問題が身近じゃない!って、結構深刻なんですよね・・・
文字で読んで、理解はできる気になるけど。どらみちゃん方式でいけば、youtubeで検索でしょうか?
実際のところがどうなってるか、全く想像がつかない。
この「許可や指定」と「同意」という行政手続きの流れについて、解説してるyoutubeとかあるんでしょうか???
って、探したけど、さすがになかったwww
あったら教えて下さい!
3. 各専門家による役割分担
しばし、どう説明したらいいかなーと考えたのですが。専門特化した人たち=その分野のエキスパートが、役割分担しながら内容を、規準に適合しているか詳細にチェックしている。ピンときた感じでした。
そう。
役割分担なんですよ。
特定行政庁は最終決断。
建築審査会は建築その他法律、経済、都市計画、公衆衛生、行政のルールに則っているかどうか。
それぞれ役割分担して、個別に確かめていると。
そう考えてもらえると、わかるかなーと。
身近でない法律行為を、ひとつひとつ理解しないといけないって、なかなかハードルが高いですけど・・・
ちなみに、建築審査会は、同意ばかりしてるわけでなくて、それ以外にもいろいろと役割を持っているので、時間があったら、建築基準法第78条から先の条文も、少し眺めていただけるとよいかなと。
以上です。
少しでもお役に立てますよう・・・
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