2017-10-08

明日は試験

Twitterでもぼやきましたが・・・

受験される方のご健闘を祈ります!
どうか、忘れ物やら、体調不良に見舞われるとか、台風で延期とか(今年はなさそうだけど)、製図台が耐え切れずに破壊するとか、そういったハプニングがなく受験できますよう・・・

以下、全然関係ない話題。


新しい職場に行く前にお休みを頂いたので、安藤忠雄さんの展示会にどっぷり浸かってくる予定だったのですが。

突発で、歌舞伎!
東銀座にて観てきました。




奮発して、一等席を。
酔っぱらった勢いで。
18,000円もするんですね・・・
目が飛び出ました・・・
あくまで、酔っぱらった勢いで・・・

とはいえ。
ネットで予約できるので、ピンポイントで、花道の、しかもセリのすぐ脇の席を押さえまして。
よい世の中だ。

もー
鼻血ですわ。

すぐ隣で、尾上菊之助さんとか中村七之助さんとか、大見得を切ったり、シャンと言って往ったり来たりするわけですよーーー
いやー
こんな風に、歌舞伎役者さんに感動するとは思いませんでした。笑

今年は、パリのオペラ座でもバレエを観ることができたし、なんだか劇場づいてますね。

言わずもがな、隈健吾氏と三菱地所設計による、4代目か5代目にあたる改修です。
前代の吉田五十八氏(なぜか前川國男氏とカン違いしてました)改修の、ちょっと妖艶?というか、どことなく妖しげな雰囲気が大好きだったんですけど・・・
(単に古いだけ?


行った感想としては、なんか、勢い、小ザッパリしちゃった感じしました。笑
いや、耐震性のこともあってゼロから全建替え!にしては、確かに要所、要所に、古びた前代の材料が使われているのがわかりましたけども。
歌舞伎カラーの「紅、緑、濃紺」の緞帳(どんちょう)とかも、結構なくたびれ具合で。
新旧ごちゃまぜな感じです。

地下鉄から直結になったこと、景観に配慮し外観を守って舞台の無柱空間4層分の上に高層棟を建てたこと、なんかが、とてもアクロバットで面白い事業だなぁと。
来客者の9割ぐらいが、よい身なりの紳士淑女のみなさまですから・・・
(いや、単に平日の公演だからだと思うけど)

幕間にトイレに並んでいたら、「トイレがきれいになったのはよかったわねぇー」とお話しされているご婦人がおられました。
(トイレ以外はだめなんか?というツッコミはなしでお願いします)

いやー
バリアフリーとか、あれこれ、きれいになったしとてもよいと思いますけどね。
ダメですかね。
ついでにパチリ、したんですが、
いつもよく見かける「公開空地」ではありませんでした。

都市計画法による「都市再生特別地区」とあります。

都市計画法調べたら、第8条第4の2号に規定されています。
また、都計法第8条第4項に、「都市再生地区・・・他は、別の法律に定める」とのことなので。

都市再生特別地区の概要(東京都サイトより)

こんな感じですね。
事業者から、提案できるそうで。

設計監理を担当した三菱地所設計のサイト http://www.mec.co.jp/j/service/project/project05/

株式会社歌舞伎座から日本建築学会宛てのPDF
https://www.aij.or.jp/scripts/request/document/20091119.pdf

まぁ、竣工してからずいぶん経ちますし、竣工当時あれこれ雑誌をにぎわしてましたから、いまさらアレですが。
いろんな意味で重要な建物ですし、それでも特例容積率適用地区ではだめだったのか、そうなのか。


肝心のお芝居の方ですけども。
お題目は、宮城聡さん(静岡グランシップの演出家)演出のインドの抒情詩マハーバーラタ。
なんつーか、古インドのバラタ族の王位継承争いとかお家騒動のお話なんですけど。
歌舞伎の形式にほんとによく練り込まれてて、インドなのに和もの、っていう不思議な舞台でした。


尾上菊之助さん、男性役でしたけどかっこよかったなー(それだけ?
以前観劇したのは、いつだったかしらー
小さいころからずーーーーっと鍛錬されてきてるので、改めてこの年で観劇するとその蓄積を思いますね。
文化を背負う重圧と・・・
立派な役者さんになられてて、ほんとに皆さんすごいなぁと・・・

それにしても、全員男だけで、女形はみな花魁みたい、ほんと歌舞伎て変な文化ですねー
セリフ回しも独特だし、声マイクなしだけどよく響くなーとか、めっちゃ衣装が重そう・・・とか、そんなことばっかり考えてました。爆

たまには、都会の贅沢ですけどいいですね。
しばらく余韻に浸ってます。

0 件のコメント:

コメントを投稿