数点に泣くといっても。
- 去年70点代だった人。
- 去年も数点に泣いた人。
それぞれですけども。
いずれにしても、来年はジャンプアップがない限り、総合点での平均値を超えられない。
だとしたら、
そのジャンプアップがどのくらい必要かって。
まず、ジブンがどれだけ飛べるのか。
冷静に、冷静に。
以下は、その差を認識しようよ、っていう話です。
1.試験の感触
何度かブログに書いていますが。都市計画事務所からの転職後、建築実務経験のない、確認申請すら出したこともないところからの受験だったので、ブッチギリで頑張ったのに数点に泣いた年に思ったのは「これはやばい。二級みたいにテキトーに暗記したくらいじゃ合格しない。」でした。
付け焼刃では到底かなわない。
他の人が100点超えで、らくらくと超えていくけれども。
私には、その知識も経験もない。
じゃあどうするかって?
(どうしようもないから、階段をひとつひとつ上がるしかないですよね。苦笑)
自分には法規の知識が決定的に欠けているし、基準法自体全貌が見えてなかった。
やはり基準法の中身を知ってないと、資格以前に、仕事にならないのではないか。
当時、うっすらと思っていたのは、そういったことでした。
2.働いている時の実感
実際、周りの上司や同僚の働きぶりを見ていても・・・一級建築士を取得する前よりも、取得してからの方が、持っている人と持っていない人の区別が、一緒に仕事してるとわかるようになりました。
前は、全員が仕事できる人に見えていたけど(建築実務経験がないから当たり前)。
今、それなりに目鼻立ちがついてみると、持っている人と持っていない人の思考回路は、こうも違うものかと思います。
一級建築士を持っている人:
前提として、法規をわきまえた上での会話になります。指示も的確。自分が理解していない範囲の法規に関しても、理解してないことをわかっている。
一級建築士を持ってない人:
上記のようなことを一切考えないので、ひたすら右往左往している。申請の段になって指摘を受けてからやり直すので、手戻りばっかり。デザインとかナントカ以前に、そもそも申請・済証が下りないでしょ?それじゃ違反建築でしょ?っていうことになります。
結局、一級建築士の資格が意味するものって、そういった計画・環境設備・法規・構造・施工まで、一通り整合させたうえで建物を成り立たせるものだから。
付け焼刃じゃ仕事にならないし、こちらとしてもそうゆう人とは勘弁願いたい。
手戻りばかりで、仕事してる時間が無駄になります。
だから、とってからの方が、猛烈に勉強していないといけない。
資格とってからも、どんどん法律も変わるし、どんどん新しい素材、工法も出てくる。
だから、資格をとってから一級建築士の試験を見てると。
試験は、キホン中のキホンを出してますよ、これだけはわかっててね!って内容。これが、ほんと実感としてよくわかります。
ここって、間違えやすいし、試験でよく出るところですよね、っていう会話がちょくちょく仕事でもありますし。
行政や審査機関の人たちも、ゼロからいちいち全部説明させるなー(怒ということが多々あるのではないかと想像がつくようになりました。
いや、彼らはそれが仕事だとしても、ですよ。
とにかくも、あるとないでは大きく差がある。
その差がわかって勉強しようよ、っていう話です。
3.差を実感した、もう一つのきっかけ
今年のGWに、ウラ指導の有志で集まって自主的に勉強している場に出向く機会がありました。仕事上いろいろ思うことがあったので、勉強している人たちのいる場で実践してみようと思ったからです。
その日は、過去の模試を解いてきて、わからないところを質問しあうという場。
みな、まだGWだったし、あやふやなところが多いのも承知。
私もその一人でもあったのですが。
意識して実践したのは、法規の勉強の時間。
普段職場や指導課の窓口で話すスピードで法令の話をすること。
私が受験生時代に実践したことに、条文番号と内容をリンクして覚えたということがありますが。
https://keepgoingup.blogspot.jp/2014/04/5.html
これをやろうと思い立ったのは、窓口での、審査の方と上司とのやりとりの速さについていけなかったから。
ありさんの法規講習も同じです。
超高速で展開される、条文番号とその説明に、ほぼ、ぽかーん・・・
ついていけないと、寝てしまう始末(初期のころ)。
これはあかん。
このスピードについていくには、まずは条文番号とその内容くらいざっくりと・・・
ハナシを戻しまして。
勉強会に参加した日。
その場にいた人たちがついてこれなくてもいいやと思って、わざと、仕事でするような(条文番号で会話する)いつものペースで解説しました。
単なるいやがらせだったに違いない。笑
ま、問題と解説はみなさんお持ちでしたから、後でそれ見たらわかるし。
講師でもないので、正確性を求められていたわけでもないし。
法律の体系がアタマに入っているとか、つながりを意識して、とか。
ウラ指導の法規を教わった一人として。
口先で言うのは簡単だけど、やはり目の前でどんな風か、やってみるとどうなるかなと。
多少は刺激になるかなと。
このペースでないと、試験以前に、取ってからも使い物にならないですよ、というのが少しでも伝わったらと思って。
その3へ つづく
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