永遠の問題ですけれども。
Shomaさんのブログ読んでいて、既視感・・・
あるあるー
これ、構造のキホン問題なのですが。
実は環境なんかでもよく出題される言い回しですね。
1 日本語による「比」の言い方
例えば「A=B/C」としましょう。
1 Aは、Bに比例し、Cに反比例する。
2 Aは、単位C当たりのB。
3 Aは、分子Bが大きくなるほど大きくなり、分母Cが大きくなるほど小さくなる。
4 Aは、Cに対するBの比の値。
5 Aは、BのCに対する比の値。
これだけ言い回しの種類がありまして・・・(T_T)
細長比は、こんな感じ。
細長比(A)=座屈長さ(B)÷最小断面ニ次半径(C)です。
1 細長比(A)は、座屈長さ(B)に比例し、最小断面ニ次半径(C)に反比例する。
2 細長比(A)は、最小断面ニ次半径(C)当たりの座屈長さ(B)。
3 細長比(A)は、分子(B)の座屈長さが大きくなるほど大きくなり、分母(C)の最小断面ニ次半径が大きくなるほど小さくなる。
4 細長比(A)は、最小断面ニ次半径(C)に対する座屈長さ(B)の比の値。
5 細長比(A)は、座屈長さ(B)の最小断面ニ次半径(C)に対する比の値。
あと、「B:C」みたいな書き方もしますね・・・
どうです???
2 構造文章題での出題
構造のこういった係数、細長比や幅厚比なんかも同じですが。
「構造特性係数Dsを算定する際に定める部材種別」に影響する数値なので・・・
数値が小さければ小さいほど、靭性が高い。
大きいほど、せん断破壊しやすい。
必要保有水平体力を算出するための、建物の変形能力を評価する数値なんですよね。
すべて掛け算なので、小さいほど靭性に富むAだし、大きいほどDに近づくせん断破壊・・・
だから、自動的に「細長比は小さい方が靭性が高い」と。
靭性を評価できるように、分子と分母を決めた、ということですよね。
「小さい方が有利」と覚えてしまうのがよいのかな・・・
詳しくは、私が解説するより、ウラ指導の構造特性係数Dsサイトで→→→こちら
話は戻しまして。
私自身は、4の「Cに対するBの比の値」が超苦手でした。
単にB÷Cを日本語にしただけなんですけど、どっちが分母か、なんどやっても覚えられないw
水セメント比とか、いまだゆっくり考えないとダメです。
たしか、分母がセメントCだったかな?と調べたら、下記でした。
あってた(ホッ・・・)
水セメント比=W/C
=単位水量Wの単位セメント量Cに対する比
もう、セメント水比とか言わないでw
ということで。
構造文章題は、この「Cに対するBの比の値」という言い回しが特に多い印象です(個人的感想)。
合格物語のソフトで「に対する比」と検索して出てきましたw
11131『コンクリートのかぶり厚さの鉄筋径に対する比』
20211『耐力壁の水平耐力の和の保有水平耐力に対する比βu』
23144『保有水平耐力に対する耐力壁の水平耐力の和の比率』
26123『柱せいに対する柱の内法高さの比』
「Cに対するBの比の値」はB÷Cで、Cが分母と覚えてしまうしかないですよね。滝汗。。。
はい、これは覚えないと永久に算数以前の国語の問題です。。。
3 環境での出題
環境の輝度や換気量などで頻出の言い回しである、2「単位C当たりのB」の言い方も、慣れの問題で・・・
輝度=単位面積当たりの光度
=単位立体角当たりの光束
こんな感じです。
これもいちいち書きませんが、単位面積当たりのナントカ、とかって、ほんといーーーっぱい出てきますよね。
分母が大なら値は小だし、分子が大なら値も大。
あほさらしますけど・・・
苦手とか言ってると、問題ごと理解できずに失点とかなりますので・・・
落ち着いて整理してみてください。
4 変化球編(オマケ)
A=√B=B^(1/2)
ルートがかかる場合ですよ。
Bを2倍にするとAは「2倍になる」。マルかバツか?
・・・みたいな問題。
こんな問題。
同じく合格物語で、「2倍になる」と検索w
20011『開口の通過風量は,開口の内外の圧力差を2倍にすると2倍になる.』
23042『単一の材料からなる壁を単位時間に貫流する熱量は,定常状態において,壁体の表面積が2倍になると2倍になり,壁の厚さが2倍になると1/2になる.』
20014『点光源から均等拡散面上の受照点へ向かう光度を2倍にすると,受照点を望む輝度も2倍になる.』
他にもあると思うので、調べて整理してみてください~
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