2016-11-28

縦ルーバー

沈みかかった夏の夕日を遮へいするには、「縦ルーバー」。
いやはや、夏。
西日、ほんと勘弁してください・・・(今の部屋)。


なんだけど。
普段生活してても、「庇」は見かけるけど「縦ルーバー」ってあんまり見かけないなーと。
いや、単に視界に入ってないのかも?

ともあれ。
実際に見かけて、あぁ、縦ルーバーだなぁコレと認識した事例を二つ。


一つ目は、千葉市中央図書館(2001年竣工)。
見学に行った時に、あれーと思ったもの。

ばーん。
わかりやすいですね。

コレ、方角的には、西~北面につづいてます。

日避けと言うよりは、近隣からの視線よけ
ついでに日射も遮へいできるし、って感じでしょうか。



もう一つは、かの有名なル・コルビュジエ設計の「国立西洋美術館」。

行った時に撮った写真がみつかないので、サイトをリンクしときます。
真ん中あたりに、縦ルーバーらしき写真が。

美術館の建物|国立西洋美術館

「律動ルーバー」と呼ばれる、ル・コルビュジエがしばし多用した縦ルーバーだそうで。
西日避けというよりは、デザイン重視。

建物探索マップ(PDF)の11番目にも、解説があります。


今行くと、改装やら増築やらで、一部しか見られませんが・・・
北面のレストラン前と、西側のミュージアムショップ辺りに、ちょろっとあります。


ネタ的にも、ル・コルビュジエ設計だとか、免震レトロフィットだとか、世界遺産認定だとか・・・
てんこ盛り。

国立西洋美術館は、機会があったら、訪ねてみると楽しいと思います。

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追記
ぺんぎんさんが、ブログで国立西洋美術館の記事をアップしてます。

【実例】国立西洋美術館本館

【学科・製図】国立西洋美術館と免振構造
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こんな具合。
縦ルーバー、西日の日射遮へいには有効なんですけど・・・
歴史的に、あまり流行らなかったんですかね?

強いて言えば、縦格子?
んんん・・・
アレは、目隠しだしなぁ・・・


デザイン的に、南は水平で東西は縦って、見た目がよくない!?
うまくそこを解決して、デザインに組み込まれるようになるといいなぁと思う次第です。

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