2020-11-09

【建物見学】日野市中央図書館 おまけ編

その1その2と、だらだら書いてきまして・・・

日野市中央図書館のこぼれ話的?というか、私的なつながりを、おまけとして。


1. まさかのアノ図書館と同じ設計者・・・

つくづく、無知すぎて自分にびっくりです。
建物見学行く前って、ほとんど調べていかないで、行ってからガッツリ調べるタイプなのですが。

日野市中央図書館の設計者の鬼頭梓氏について、ざっとネットで調べてびっくりしました・・・
日野市中央図書館へ行った時も、鬼頭梓氏はこの日野市中央図書館を設計したことで、その後図書館建築の権威となられたことが書かれた書籍をサラッと読んだのですが・・・

まさかの・・・
武蔵野市中央図書館の設計者でにあったとは・・・
し、心臓に悪い・・・


というのは。
実家が・・・、東京都武蔵野市なんです。

しかも、私が製図を受験したH24年は、図書館が課題として出た年なんですが・・・
当時、見学に行った図書館が5棟?6棟?ありました。

その時、
ただただ「実家の近所だから」と、武蔵野プレイスだけでなく武蔵野市中央図書館にも行ってたんですよね・・・

当然、私が試験当日作成したプランも、その見学した図書館たちの影響を受けてるんですが・・・


武蔵野市中央図書館:南側が公園
左に見えてるのが主出入口


武蔵野市中央図書館:南側の公園に面した
2層吹き抜けの閲覧室

武蔵野市中央図書館:西側道路、北から南を向く

この写真、当時見学に行った時のを、Googleフォトから引っ張り出してきたものですw
お天気イマイチ・・・汗

しかーし、まさか・・・
日野市中央図書館(1973、昭和48年竣工)と、この武蔵野市中央図書館(1995年、平成7年竣工)が、同じ設計者鬼頭梓氏とは・・・

どこまであほなんや私は・・・
当時、誰が設計者かも知らず、調べることもせず、ただ近所だからとでかけていったわけですが。
鬼頭梓氏が武蔵野市出身だったとか、もう・・・


がーん、
やっぱり受験生の当時、日野市中央図書館まで行くべきでした。笑
中央線でスグなのに、遠いからいいやとか言ってる場合じゃなかったw

いやーーー、なんか納得。



2.  日野市中央図書館と武蔵野市中央図書館の共通点

武蔵野市~の方の建物はこんな感じです。
  • 五日市街道沿いの公園の北側に立地
  • 西側にて幅員8~10m?の道路に接道
  • 南北縦長敷地
  • 五日市街道から公園と西側道路の間の細い通路を通ってアプローチ、主出入口は南面の西寄り
  • 主出入口入って左側に受付カウンター、右側にワンルームの新聞・雑誌書棚、閲覧席・・・予約のコーナあり、奥の方に確か・・・児童閲覧室
  • 西側道路の北側から、車両出入口と地下立体駐車場?だったか・・・
  • そこからもう一つ利用者用出入口
  • 二階はレファレンス、郷土資料等の一般図書
  • 三階に視聴覚室他
ちょっと記憶があやふやですけれども、ウィキ(武蔵野市立図書館)に出てました。
(なんだかこのウィキやたら詳しいですね・・・すごい情報量。笑)


細かいところはともかく。
日野市中央図書館と武蔵野市中央図書館の共通点といえば。
  • 南側が公園なりお庭で、大きな欅が植わっている
  • 一階に南面して大開口のある二層吹き抜けの閲覧室&閲覧席、欅の木漏れ日
  • 二階はレファレンス室や地域資料室で、ミッチリ調べ物ができる
  • 二階又は三階に視聴覚・集会系施設がある
  • 地下に閉架書庫

やはり、公園と図書館って親密なんですね~w(違う
あーーー
なんか、ちょっと、一人びっくり、一人呆れてる次第です。笑



H24年の課題も、南側と西側が公園でした。
そして、150㎡の吹き抜けを、館内の「適切な場所」に設けて、「豊かな空間となるように計画しなさい」と言われてまして。

わはは
まさに試験当日課題文を読みながら思い浮かんだのは、この武蔵野市中央図書館の、南側の公園と開放的な閲覧室の関係。
それと、武蔵野プレイスの、地下の閲覧室と吹き抜けの気持ちよさ!

私が試験当日6時間半で設計した図書館は、豊かな空間になったかはわかりませんが、1階の南側真ん中に閲覧席を設けて、その上を150㎡の吹き抜けとしましたとも。笑


日野市中央図書館に行ったとき、あーこの図書館も閲覧席の上が吹き抜けだし、どこも似てるわーーーとか思ってたんですがwww

全く逆!!!でした!
この日野市中央図書館が、二層吹き抜けの閲覧席の心地よい空間を演出して、それに魅了された全国の?かわかりませんが、他の図書館が追随しているというか!?

いずれにしても、吹き抜けを多様した開放的な図書館、多いですよね。
そのくらい、建物的にも影響力のある図書館建築なんだなーと、改めて思いました。
(だからDocomomo Japanに選ばれているわけで・・・)


やれやれ、
無知すぎて恥ずかしい・・・



3. 日野市育ちの友人

聞いてみました。
確かに、彼女は、現在お医者さんなんだけど、聞くと文学作品とか一通り読んでます。


私「小さい頃、移動図書館って利用してた?」
友人「あーたしかに移動図書館ってあったねー近所の公園とかに来て、名前書いたら借りられるとかだった気がするー」
私「(おぉ!やはり!)日野市の図書館って、移動図書館で有名なの知ってた?」
友人「えー?そうなんだ?たぶん自治会が契約してたのかな・・・」
私「いや、市内巡回してたみたいよ。今でもやってる。」
友人「そうなんだ!思い出してきた!愛用の図書館だった!

日野市中央図書館の初代館長さんがすごい人だったという話をひとしきり。笑

はい。
彼女が、幼少期から本をたくさん読んでる理由について、ものすごい合点がいきました。
本好きだったとは言ってましたけど。
その後もしばらく、図書館の「知識とか教育を普及させる機能、役割り」について盛り上がりましたとも。



いやはや、おもしろいですねー
どちらも不思議なつながりでした。

建物については、構造が木村俊彦氏なので!
新建築とかでもう少し調べたいと思います。

それにしても。
近所の図書館、大事に利用させてもらわなければーと思うこの頃です。

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